Monthly Archives: 4月 2018
村上昭夫 動物哀歌
村上昭夫を知ったのは若い頃でした。「動物哀歌」という詩集です。岩手の詩人でH氏賞を受けました。1968年に41才で亡くなったのですが、1968年といえば私自身は大学で、様々想いを胸に生きていた時でした(今も想いは持っているつもりですが)。詩集の中では、「象」が好きになりました。「象が落日のようにたおれたという その便りをくれた人もいなくなった 落日とありふれた陽が沈むことの天と地ほどのへだたりのような 深い思いを残して それから私は何処でもひとり ひとりのうすれ日の森林をのぼり ひとりのひもじい荒野をさまよい ひとりの夕闇の砂浜を歩き ひとりの血の汗の夜をねむり ひとりで恐ろしい死の世界へ入ってゆくよりほかはない 前足から永遠に向かうようにたおれたという 巨大な落日の象をもとめて」若い時は、「永遠」ということばが観念のように遠く感じたことを覚えています。しかし、今老いながら「永遠」が本当に身近になっていると感じています。村上昭夫は若くして病いをもち、若い心で、「永遠」を身近に感じたのではないでしょうか。そのことがほとばしり出ているように思われます。最近、長く書棚の奥底にひっそりと埋もれていた「動物哀歌」のことばになぜか会いたくなったのです。身近な犬が亡くなったことなどが考えられますが、新しい犬がやってきたこともその理由の一つと思います。犬たちの「むぞちらしさ(けなげさ・哀しさなど 秋田県南方言)」に身につまされることが多々あるからだと思っています。「僕のワンダフルライフ」という映画を見てぽろぽろ泣きました。皆さんも見て下さい。2018/04/25
卒園・就学
平成30年3月24日オリブ園・「ことば」の教室の卒園式が行われました。35名の卒園児が元気に卒園していきました。卒園式は卒園児13名と参加者が少なかったのですが、ひとりひとりの元気な姿が印象に残りました。グリーンローズの創設者である片桐格先生が、卒園児の似顔絵を長く描いてこられました。格先生が亡くなられた後、私が下手ですが似顔絵を引き継ぎました。個別支援の対応がほとんどのため、なかなか子どもたちと直に会えないのですが、この似顔絵描きで子どもたちと出会っています。写真を撮りに個別の部屋で出会い、その写真を見ながら描きます。そうすると子どもたちの顔と出会い、様々な想いが浮かびます。絵が下手なため、なんとかその子どもの名前に因んだ文言も入れるようにしてきました。この文言探しがけっこう時間がかかります。文言であれば何でもいいという訳ではなく、やはり希望や前向きの姿勢などが盛り込まれた文言ということになります。短歌、俳句、その他歴史上有名な人の文言など探して、似顔絵の側に書いてきました。それにしても文言の文字の下手さにも自分で嫌になったりしますが、文言の仲身でなんとかお許し願いたいと思っています。
今年の文言を少しだけ紹介します。「和」という文字のある子どもへの「There is no path to peace. Peace is the path. 平和への道はない。平和こそが道なのだ。ガンジー」は、私自身が深くうなづかされました。また、「秋空を二つに断てり椎大樹 高浜虚子」などすごい俳句だと思いました。このような文言のむこうに子どもたちの顔が浮かびます。そして新しい時代をしっかり生きていってほしいと強く願っています。2018/04/04









