時間の過ぎよう

時間がものすごい早さで過ぎていこうとしています。「ゾウの時間ネズミの時間」という本があります。体重に比例して時間はゆっくり流れる、だいたい哺乳類では15億回の心拍が一生ということです。人間でいうと26.3年とのことです。様々な科学や医学が進歩し、本来の寿命より長く行きている寿命は「おまけの人生」ということのようです。ネズミとゾウとは生きている時間が違っても感覚的には同じ時間を生きているのでは、ということのようです。ゾウの50年とネズミの1年が同じ時間感覚と考えられます。ネズミは1年で50年を生きるため。時間はゆっくり流れていきます。ゾウの50年はネズミの1年と考えるとゾウの時間はすごく早く流れていることになります。友人がこれをひいて、人間として幼いとき、成人したとき、老いた時と考えると、幼い時は小さく感覚的にゆっくりと時間が流れ、成人して大きくなり、そして老いていくに従い感覚的に時間が早くなるのでは、と言っておりました。若い時は一日が長く、仕事をし、勉強をし、友人と語らい、飲んだりもしました。しかし、老いた今は、この中の一つをするのが精一杯という感じです。すなわち時間が早くなってしまっているのではと思わされます。まさしく友人の言ったことが実感として理解できるような気がしているこの頃です。そんな今、やれることは少なくなっているのだと思いますが、なんとかやっていくことが「おまけの人生」の責務のような気もしています。子どもたちは、ものすごいスピードで様々な事を学習していきます。時間がゆっくり流れているからでしょう。そんな子どもたちと一緒にいて、この世界の様々な事、不思議なこと、面白いこと等伝えたいなといつも思っています。

大とら組という中学校以上の子どもたちのグループでは、この世界の様々なことを伝えるように気をつけています。ヨットの経験、登山の経験、美術館の経験等数え上げたら切りのないほどの世界ではないでしょうか。子ども時代のゆっくりと流れる時間の中で、たっぷりと経験・体験することが素晴らしいと私は思いながら、子どもたちと未だ出会っています。2017/11/06

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