診療所開設について

かつて(昭和39年1964年)片桐格先生が渡米し、そこで支援と医療の密接な連携の姿を見て、日本が大きく立ち後れていることなど、大きな示唆を受けてきたことは、当時についての沿革に書かれています。そうした中で、私は片桐格先生の渡米にまつわる様々なお話を聞き、グリーンローズに引き入れてもらいました。

子どもたちとともに歩む中に、学生のボランティアの方々が多く訪れてくれました。

その中に医学部の学生もおられ、やがて医師となって社会に出、その後も交流を続け、友人となった方もおります。確かに社会は開かれ、医療も身近になったと思います。しかし、支援・教育と医療の密接な連携とはどのようなことなのかについて明らかにしてくれているところはほとんどないといって過言ではないと思います。これから支援・教育と医療の連携は具体的に求められていると思います。

現在、社会的に見ると、「発達障害」といわれる子どもたちの増加が声高に言われています。しかし、支援までの行程はけっこう煩雑さがみられます。また、専門医療機関は「待ち」が長く「3ヶ月待ち」などと言われています。子どもはあっという間にその時を成長していきます。速やかな相談・支援は必須であると痛感しています。そのことに少しでも資することができればと願っています。

長い行程を経て、今、オリブ園内診療所を公益事業として行うことが認可されました。

これは画期的なことであり、行政他多くの方々の理解の賜物と考えています。

弱小の法人ではありますが、やらなければならないこと、やるに値することのために踏ん張ることは、民間の力だと考えています。どのような姿になるかはまだ未知の部分が多くあります。それ故にこそ挑戦する意味があると思っています。

それ以前にお知らせするつもりでおりますが、開院は平成30年12月1日を予定しております。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です