グリーンローズ親の会
昭和52年(1977年)10月、グリーンローズ「オリブ園」、「ことば」の教室に在籍する児童の保護者によって、「グリーンローズ親の会」を発足して、以降、現在も継続されて、勉強会、講演会、陳情活動などを行っております。
設立の目的
- 発達や子育てについて様々な心配をもつ親同志間のより深い相互理解をふかめる。
- それぞれの親たちひとりひとりが大きな問題にぶつかってゆかなければなりません。こうした親たちが集まり、親睦を深めながら、様々な困難をひとりのものとせす、子どもらのために、共に切り開いてゆくことを目的とする。
グリーンローズは、お子さまへの直接支援とともに、ご家族の支援も重要な働きとして、親の会のバックアップを行っております。
親の会の活動
①行事
- 施設見学 (各施設・学校などを見学)
- 親子研修 (夏一回の親子研修を通して親子関係のよりよい改善と親同志の交流を図る)
- バザー (幼稚園・グリーンローズ合同)
- お楽しみ会 (グリーンローズ卒園式終了後)
- 親睦会 (先生たちとの親睦)
②相談及び交流
- 現実の様々な問題に直面したときに気軽に相談しあう場をもつ 。
ワークショップ・講演会、勉強会の開催
グリーンローズと共同して、ワークショップ、講演会、勉強会などを開催しています(タイトルをクリックしていただくと、これまで開催した内容をご覧いただけます)。
西暦 | 年号 | 主題 | 内容 |
1977年 | 昭和52年10月 | 結成総会 | 「グリーンローズ親の会」(第一回) |
昭和52年6月 | 映画会 | (言語治療に関して) | |
1979年 | 昭和54年3月 | 座談会 | 清水亮先生(市教委指導主事)の座談会……就学について |
1979年 | 昭和54年6月 | 講演会 | 河添邦俊先生(当時東北福祉大) |
10月 | 金野公一先生、県児童家庭課長、秋大生と小児療育センター構想について話し合い | ||
1980年 | 昭和55年5月 | 講演会 | 渡部淳先生、元国立小児病院心理。 |
10月 | 講演会 | 北村小夜・島田健二先生 | |
1981年 | 昭和56年3月 | 車椅子のA子ちゃんを地域の小学校へ入学させるための後援運動 | |
昭和56年11月 | 講演会 | 中村安秀先生 | |
1982年 | 昭和57年11月 | 講演会 | 福井達雨先生 |
1983年 | 昭和58年11月 | 講演会 | 金井律子さん |
1986年 | 昭和61年 | 大輔くん・聡子ちゃんの日新小就学運動 | |
1987年 | 昭和62年10月 | 講演会 | 川端利彦先生 |
11月 | 講演会参加 | 全障研 西村章次先生 | |
1988年 | 昭和63年12月 | 講演会 | 大谷恭子先生 |
1992年 | 平成4年3月 | 勉強会 | 大谷恭子先生 「こどもの人権について」 |
平成4年7月 | 勉強会 | 沢石由記夫先生 | |
平成5年1月 | 勉強会 | 沢石由記夫先生 | |
1994年 | 平成6年5月 | 勉強会 | 栗谷信子さん |
平成7年1月 | 勉強会 | 沢石由記夫先生 | |
1995年 | 平成7年7月 | 勉強会 | 沢石由記夫先生 |
平成8年1月 | 勉強会 | 沢石由記夫先生 | |
1996年 | 平成8年7月 | 講演会 | 山田真先生 |
平成9年1月 | 勉強会 | 沢石由記夫先生 | |
1997年 | 平成9年7月 | 講演会 | 山田真先生 梅村涼さん |
西暦 | 年号 | 種別 | 演者 | 略歴、内容など |
2000 | 平成11年10月 | 講演会 | 川端利彦先生講演会 | 大阪樟蔭女子大学非常勤。 |
2001 | 平成13年8月 | 勉強会 | 三戸学先生 | 卒園生 |
2002 | 平成14年8月 | 勉強会 | 三戸慶子さん | 卒園生(三戸学君)のお母さん |
2002 | 平成14年10月 | ワークショップ | 小林繁市先生講演会 | 発達とことば、「家族とともに」、家族からの報告 |
2003 | 平成15年6月 | ワークショップ | ワークショップ(難聴) | オリブ園を卒園され、大人になった難聴の先輩と、その保護者のお話を聞いた。 手話あり、口話あり、手話通訳あり、要約筆記ありと多彩なやり方でお話がなされた。 それぞれ元気に、社会の中で活動している姿が印象的でした。 |
2003 | 平成15年11月 | ワークショップ | 石川憲彦先生講演 | 小児精神科医、ワークショップ(発達とことば)、家族からの報告 |
2004 | 平成16年10月 | ワークショップ | 石川憲彦先生講演 | 小児精神科医、発達に配慮の必要な子どもたちとともに「軽度発達障害について」 |
2005 | 平成17年10月 | ワークショップ | 嶺井正也先生講演会 | 専修大学教授、「特別支援教育の行方」 ご家族向け、支援者向け、 参加者の感想は、こちらから(別ウィンドウで開きます。) |
2006 | 平成18年2月 | ワークショップ | 嶺井正也先生講演会 | 専修大学教授、「特別支援教育からインクルーシヴ教育へ」 |
2006 | 平成18年2月 | ワークショップ | 桜井智恵子先生 | 大阪大谷大学、「子ども・家庭・学校における希望」 |
2008 | 平成20年1月 | ワークショップ | 嶺井正也先生 | 支援者向「障害者権利条約とインクルーシヴ教育」 |
2008 | 平成20年1月 | ワークショップ | 堀智晴先生 | 家族向「特別支援教育からインクルーシブ教育へ」 |
2008 | 平成20年10月 | 講演会 | ジョーン・リオンさん | 講演会(共催、秋田大学)、ジョーン・リオンさんオリブ園来訪 |
2008 | 平成20年6月 | 講演会 | 堀智晴先生 | 大阪市立大学教授、幼稚園PTAを含む講演会 |
2010 | 平成22年2月 | ワークショップ | 片桐健司先生 | 38年間の教員生活を経て2008年3月定年退職。 現在、大田区立西六郷小学校非常勤教員。聖母大学非常勤講師。 |
2010 | 平成22年10月 | 講演会 | 東俊裕先生講演 | 内閣府「障がい者制度改革推進会議」担当室室長、「共に生きる教育を考える」 |
2011 | 平成23年11月 | ワークショップ | 谷口明広先生講演 | 愛知淑徳大学教授 |
2013 | 平成25年1月 | ワークショップ | 米山明先生講演 | 医療療育センター(東京)外来療育部長 「子どもの立場に立った支援」—虐待をめぐって |
2014 | 平成26年2月 | ワークショップ | 大谷恭子弁護士 | 北千住パブリック法律事務所所長、「差別解消法と子ども—学校や保育の場で」 |
2015 | 平成27年1月 | ワークショック | 野辺明子さん | 先天性四肢障害父母の会・前会長、 「〝障害〟をもつ子とともに生きてきて」 |
2017 | 平成29年1月 | ワークショプ | オリブ園卒園保護者 | 午前 オリブ園卒園保護者からの報告 ◉保護者・小学生 ◉保護者・中学生 ◉保護者・高校 ◉保護者・成人 |
2017 | 平成29年1月 | ワークショプ | オリブ園職員 | 午後 オリブ園職員によるオリブ園の支援について ◉子ども発達支援センター・オリブ園の歴史とその理念 社会福祉法人グリーンローズ理事長 ◉ ことばの発達への支援 言語聴覚士 ◉ 難聴への支援 言語聴覚士 ◉ 発音や吃音など話しことばへの支援 言語聴覚士 ◉ 行動についての支援 言語聴覚士 ◉ 家族支援・地域支援について |
2018 | 平成30年1月 | ワークショプ | 卒園した保護者 | 子どもを育てる〜卒園した保護者からの報告Ⅱ〜 ◉成人保護者・父 ◉成人保護者・母 ◉高等部保護者・母 ◉高校生保護者・母 |
2019 | 平成31年1月 | ワークショプ | 卒園した保護者 |
開催日時 | 講師(敬称略) | プロフィール |
昭和54年3月 | 清水亮 | 養護学校義務化の時点でも市の指導主事として在籍し、その振り分け主義のため親たちと対立する。 対立が表面化したあと、市内の小学校へ栄転。 |
昭和54年6月 | 河添邦俊 | 「障害児の育つみちすじ」等著作多数。河添18ヵ条は有名。 その教育はややカリスマ的。 |
昭和54年10月 | 金野公一 | 秋田県における「障害」児の医療に広い見地から取り組んだ最初の医師。 現)横浜南部療育センタ−所長。その後退職し、現在仙台市在住 |
昭和55年5月 | 渡部淳 | 「知能公害」などの著作あり。がっこの会をながく続け、その学校教育への批判は鋭い。「障害」児などいないという主張は一貫している。 元国立小児病院心理。 |
昭和55年10月 | 北村小夜 | 東京都で長く特殊学級の教師として働き、分けられることへの激しい批判をもって差別への闘いを現在も行っている。 「普通学級に入って自立をさぐる」「一緒がいいならなぜわけた」他。特殊学級の教師として長く籍をおきその後退職。現在も様々な活動に参加 |
昭和56年11月 | 中村安秀 | 「障害」をもつ子どもの教育への医療からのアプローチを求め、東大小児科から保健所へ転出し、医療からの教育への問題提起を行った。 その後海外での医療活動へ従事。「育児オール相談」他 |
昭和57年11月 | 福井達雨 | 関西「止揚学園」リーダー。 「止揚学園」にて「障害」をもつ子どもの社会参加を実践。地域の学校へ通わせる。また「止揚学園」の子どもを初めて海外の旅行へ。 その旅行を絵本に。 |
昭和58年11月 | 金井律子 | 養護学校から花畑東小学校への転校を求めたが拒否され、日本で初めての運動となった、金井康治くんのお母さん。 康二くんは中学校でその願いを実現。都立高校卒業後、都の職員として働き、昨年病気のため若くして亡くなる。 |
昭和62年10月 | 川端利彦 | 初期の「自閉症」に取り組み、その後研究的立場から子どもの立場に立つ医療を求めて今日に至っている。 「ひとりひとりの子ども」「子育ては育自から」他。 長く勤めた大阪日赤精神科を辞め、現大阪樟蔭女子大学 |
昭和62年11月 | 西村章次 | 全国障害者問題研究会のブレーン。発達保障論の立場から多くの問題提起を行っている。 養護学校義務化の過程では、多くの問題を残した。現埼玉大学 |
昭和63年12月 | 大谷恭子 | 弁護士。日本で初めての就学訴訟の弁護人。 有名な長崎訴訟を受持ち、その後和解。宮崎での初めての行政不服審査請求も受け持つ。 秋田に於ける大輔くん・聡子ちゃんの問題も受け持つ。女性問題への取り組みも行っている。 |
平成4年3月 | 大谷恭子 | 秋田県の児童施設における「縛り」問題、埼玉県の公立中学校における親の介助問題で、読売新聞|紙上にコメント。 教育のみならず人権問題で広く活躍中。平成12年「死刑事件弁護人ー永山規夫と共に」を出す。 ちなみに大輔くん・聡子ちゃんの問題の時、7人の死刑事件の弁護を受け持っていた。 |
平成4年7月 | 沢石由記夫 | 秋田大学医学部附属病院小児科小児神経 秋田大学医学部卒業後、鳥取大学で小児神経を学び帰秋。 秋田県の小児の発達の様々な問題に取り組む。 臨床的で子どもの療育・言語にも非常に詳しい。また、新しい秋田県の小児の療育制度についても模索中。 |
平成5年1月 | 沢石由記夫 | 平成5年度よりグリ−ンロ−ズの嘱託医となる。 |
平成6年5月 | 栗谷信子 | 大阪在住。栗谷陽子さんの母親。 栗谷陽子さんは、知的障害を持ち、中学校まで地域の普通学級で過ごし、現在デパートに勤務している。 |
平成6年1月 | 沢石由記夫 | 秋田小児神経学会を組織し、ますますその活動分野は広がっている。 |
平成7年7月 | 沢石由記夫 | 重い「障害」を持つ子どもの親たちとの連携をさぐり、地域で暮らす道をさぐっている。 |
平成8年7月 | 山田真 | 1941年、岐阜県美濃市に生まれる。 1967年、東京大学医学部卒業 「八王子中央診療所」、「東京都田無市の「梅村こども診療所」で診療をしている町医者。 「障害児を普通学校へ・全国連絡会」の世話人をつとめるほか、医療被害者運動、障害児(者)の運動、公害闘争などにもかかわる。 著・編著に 「子育てーみんな好きなようにやればいい」 「子どもと病気」(以上太郎次郎社) 「子どもの健康診断を考える」 「お医者さんは神様ではない」(以上筑摩書房) 「びょうきの本1、2、3」 「きゅうきゅうばこ」(以上福音館書店)などがある |
平成9年1月 | 沢石由記夫 | 重い「障害」を持つ子どもが、地域で暮らして行くために、その親たちとの連携やネットワーク作りを試みている。 |
平成9年7月 | 山田真・梅村涼 | 梅村涼さん、山田先生の娘さんで知的な「障害」をもちながら、都立の普通高校に通学している。 |
平成11年10月 | 川端利彦 | 大阪樟蔭女子大学非常勤。71才になられましたが、その活動はエネルギッシュで、様々な「障害」をもつ人々とかかわりながら、多くの会の代表を努めている。 最近「行動が問題になる子どもたち」という本を出版。 |
平成13年8月 | 三戸学 | 昭和51年生まれ。ルーテル愛児幼稚園卒園。 「障害」を持ちながら山形大学卒業し、現在、土崎中学校数学教師。様々な人に出会いたいと活動は多岐にわたっている。 |
平成14年8月 | 三戸慶子 | 三戸学くんのお母さん。 学君とその妹である娘さんをひとりで育て上げ、学くんの持つ「障害」についてのゆるぎない信念と行動とそのことばは心を打ちます。 |
平成14年10月 | 小林繁市 | 昭和44年 北海道立太陽の園勤務 平成10年 伊達市地域生活支援センター所長 著書 「施設を出て町に暮らす」 共同執筆 ぶどう社 「地域で暮らす」分担執筆 中央法規ノーマライゼーションの視点から平成6年12月第一回「N.E.バンクミケルセン記念賞」 小林先生自身が「障害」もちながら生活し、「障害」をもつ子どもたちの支援者として、さらに自閉的な子どもの親として、話してもらいました。 |
平成15年11月 | 石川憲彦 | 1946年 神戸生、73年 東京大学医学部卒業 小児科医・精神科医として、主に東大病院で臨床を重ね、そのかたわら「障害」をもつ児や親たちと〝医療と教育を考える会を結成し、活動を続ける。 現 静岡大学保健管理センター所長 「ちいさい・おおきい」編集委員著書 「子育ての社会学」(朝日新聞社) 「学校の精神風土」(アドバンテーサーバー) 「こどもと出会い別れるまで」(ジャパンマシニスト) 「治療という幻想」(現代書刊)等多数。 子どもたちが周囲に「迷惑をかける」ということばに対し、そして、その対処の方法としての薬物治療に対し、激しい批判を行い、共に生きるという原点を私たちに深く考えさせてくれた。 |
平成16年10月 | 石川憲彦 | 静岡大学保健管理センター所長を経て、現在、東京都で「林試の森クリニック」開業。 |
平成17年11月 | 嶺井正也 | 1947年鹿児島県鹿屋市生まれ。 東京教育大学大学院教育学研究科出身で、山梨県立女子短期大学幼児教育科を経て、現在、専修大学経営学部教授(教職課程担当)。 専門 教育政策論、教育行政学、インクルーシヴ教育論、イタリア教育制度論など。 「障害児を普通学校へ・全国連絡会」世話人、国民教育文化総合研究所代表 専門 教育政策論、障害児教育法制、イタリア教育制度論 著書 『障害児と公教育』—共生・教育への架橋—(単著 明石書店 1997) 『転換期の教育政策』(共編著 八月書館 1998) 『共生・共育を求めて』(共編著 明石書店 1996) 翻訳書多数 サラマンカ宣言や、諸外国のインクルーシヴ教育の紹介多数。 |
平成18年2月 | 嶺井正也 | 前出 この一年間海外各地を視察 新たにインクルーシヴ教育への取り組みも開始 |
平成18年2月 | 桜井智恵子 | 大阪大谷大学教育福祉学部助教授 大阪生まれ。 1997年大阪市立大学大学院生活科学研究科 後期博士課程単位取得退学。頭栄麺期大学助教授を経て、2005年より現職。 兵庫県川西市子どもの人権オンブズパーソン。「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」編集委員。 著書に「市民社会の家庭教育」、共書に、『学校という交差点』イソパクト出版会、『転換期の教育政策』八月書館、『よくわかる子ども家庭福祉』ミネルヴァ書房、『子どもの権利と社会的子育て』信山社、『子ども・権利・これから』明石書店、など。 『よくわかる子ども家庭福祉』ミネルヴァ書房、『子どもの権利と社会的子育て』信山社、『子ども・権利・これから』明石書店、など。 |
平成19年1月 | 嶺井正也 | 前出 この一年間も海外各地を視察 新たにインクルーシヴ教育の著作も出版 |
平成20年6月 | 堀 智晴 | 1947年三重県四日市市生まれ。 現場を重視し、保育・教育現場に精通している 大阪市立大学大学院生活科学研究科教員(学術博士)、専門 インクルーシヴ教育、人権保育・教育 「『養護学校』の行方」(共著、ミネルヴァ書房1990) 「ユネスコがめざす教育」(共訳、田研出版1997) 「障害のある子の保育・教育」(単著、明石書店2004) 「ちがうからこそ豊かに学びあえる 特別支援教育からインクルーシヴ教育へ」(編著 明治図書2004) 「保育実践研究の方法 障害の子どもの実践に学ぶ」(単著、川島書店2004) |
平成22年2月 | 片桐健司 | 1947年東京生まれ。1970年に東京都公立小学校の教員になる。 以後38年間の教員生活を経て2008年3月定年退職。 現在、大田区立西六郷小学校非常勤教員。聖母大学非常勤講師。 “品川・地域で共に生きる会”、“障害児を普通学校へ・全国連絡会”などにかかわり、「誰もがともに」を願って活動している。 |
平成22年10月 | 東 俊裕 | 1976年 中央大学法学部政治学科卒業 1989年 弁護士登録 1989年 建部・東法律事務所勤務 1990年 熊本学園大学商学部非常勤講師 1992年 東俊裕法律事務所(独立)(現在に至る) 2003年 佐賀大学医学部非常勤講師(〜2005年) 2004年 熊本学園大学社会福祉学部非常勤講師(〜2006年) 2007年 熊本学園大学社会福祉学部教授 熊本県菊池市出身。弁護士。国連障害者権利条約の政府代表団顧問。 現在、内閣府 障がい者制度改革推進会議担当室長 内閣府参与 |
平成23年11月 | 谷口 明広 | 1956年、京都市生まれ。 生後間もなく重症黄疸のために脳性マヒとなり、四肢および体幹機能障害で車いすを使用している。 5才から6才にかけて足部に13カ所の手術を受け、京都市では入れる学校がなく1年遅れで大阪の堺養護学校に入学、高等部まで進む。 卒業後、障害者に門戸を開いていた「桃山学院大学」の社会学科へ進学する。大学卒業後、同志社大学大学院社会福祉学専攻に進み、2年次に障害者米国留学研修制度に合格、米国カリフォルニア州バークレー市にある CIL(Center for Independent Living)で自立生活概念やアテンダント制度を学ぶ。 1984年4月に修士課程を修了したと同時に地域での自立生活を実践し、自立生活問題研究所を設立する。 3年間の現場活動を経験した後、同志社大学大学院同専攻の博士課程に進学する。同時に研究所の所長となり、全国各地で講演者やシンポジストとして活躍している。 2004年度から愛知淑徳大学 医療福祉学部 福祉貢献学科 教授 2005年3月に同志社大学で、社会福祉学博士の学位を受けた。 2010年の夏に過労と熱中症により、生死の境を彷徨うことになり、気管切開や身体拘束を体験し、障害をもつ人たちの医療問題や人権問題、そして生命の大切さなどを深く考え、新しい分野の研究に取り組む決意を固めている。 |
平成25年1月 | 米山 明 | 医師として東京大学医学部小児科教室で研修後,現療育センターでは「発達障害」から「重症心身障害」など、様々な障害のある子どもとその家族へ、診断や治療、療育支援に従事している。 また25年以上にわたり、大学病院小児科「心理相談」専門外来で不登校や摂食障害など小児・青年期精神疾患の相談を行っている。 特別支援学校の校医の傍ら、平成13年から板橋区内の情緒障害学級顧問医として、さらに平成19年より「特別支援教育」専門家巡回相談員として、同区内の子供の心や行動の問題に対し、学校現場へ出向いて「子どもの心のケア」相談を行っている。 福祉の分野では、東京都児童福祉審議会子ども権利擁護部会委員を平成14年から22年まで8年歴任し、現在は児童相談所協力医師として難しい子育て(虐待ケース)の相談などに携わっている。 平成24年4月27日NHK放送 「乳幼児ゆさぶられ症候群」の実態に出演 |
平成26年2月 | 大谷恭子 | 弁護士。早稲田大学法学部卒業後、1978年に弁護士登録。北千住パブリック法律事務所所長。 社会派の弁護士としての弁護活動に基づき、社会的に重要な提言を行っている。 日本女子大学非常勤講師を務めるかたわら、障がい者制度改革推進会議構成員、 障がい者政策委員会委員、人権擁護委員会特別部会委員など障がい分野において 積極的に活動している。金井康治君自主登校裁判、永山則夫連続射殺事件裁判等 著書は『共生の法律学』(有斐閣)、『死刑事件弁護人』(悠々社)など 昭和60年〜61年秋田県での「大輔君・聡子ちゃん」就学問題にかかわる。 |
平成27年1月 | 野辺明子 | 「さっちゃんのまほうのて」原作者の一人 野辺さんは保護者として、「先天性四肢障害児父母の会」を設立し、活動し、様々な「障害」のある子どもたちやその保護者と交流を続けてこられました。 1944年、東京向島に生まれる。 1967年、上智大学文学部国文学科卒業。 1972年、長女麻衣子出産。 1975年、「先天性四肢障害児父母の会」設立を呼びかけ、以後、父母の会の活動を続ける。 著書 裏面参照 「さっちゃんのまほうのて」(共同制作)偕成社 「魔法の手の子どもたち−先天異常を生きる」太郎次郎社 「障害をもつ子を産むということ」「障害をもつ子が育つということ」(共著)中央法規 |
行政に対して、要望の行動
グリーンローズ親の会では、勉強会や講演会などの他にも、以下のような多彩な活動を行っています。
平成7年11月 秋田県・秋田市教育委員会への就学についての要望書提出
平成9年6月 秋田市障害者プランの要望書提出(秋田市役所福祉総務課の方と面談)
平成9年11月 秋田県知事と面談(要望書提出)
平成10年2月 学校連絡会と共に、秋田市長への要望書提出
普通学級で学ぶ「障害」をもつ児童への介助員制度の要望
平成10年3月 秋田市役所、福祉総務課の方と面談
秋田市障害者プランの要望とその後
平成19年、グリーンローズ親の会の働きかけなどにより、秋田県議会が全会派一致で「すこやか療育補助金」として、対象保護者への負担金・給食費の半額補助を決めていただけました(所得制限有) 。
平成20年6月12日 受給者証の文言変更要望書 秋田県障害福祉課長あて
平成21年3月、2ヶ所(2自治体)だけではあるが、文言変更が行われました。
秋田県向け:H21.12.21 知事宛て 要望書
平成22年4月より秋田県から3分1、秋田市では6月市議会で承認の後決定予定。
秋田市向け:H22.3.23 市長宛て 要望書(省略)
各市町村の状況 調査整理資料
グリーンローズは親の会と一緒に、軽~中等度難聴の子どもの補聴器は補助対象外でしたが、秋田県県会議員であった田口議員、淡路議員の大きなバックアップを受けて、一昨年度秋田県に要望いたしました。秋田県は、直ちに取り上げてくれ、平成22年度から3分の1を補助し、残りは、市町村と保護者の負担という形になりました。
これでほとんどの市町村が受けまして(多少のずれがありましたが)保護者は、おおよそ3分の1の負担になりました。
グリーンローズ親の会は、北海道の通園施設「むぎのこ」の保護者と一緒に、内閣府の障害者制度改革推進室を訪れ、子どもの支援の大切さを訴えてきました。これを機会に北海道の「むぎのこ」の保護者との交流を行いました。この後、グリーンローズと親の会は、10月、内閣府・障害者制度改革会議担当室室長である東俊裕氏による講演会を開催しました。
障害者権利条約策定のため、国連に日本代表の顧問として参加していた東俊裕氏のお話は、新しい課題を背負いながら精力的な活動の内容で、非常に刺激的・未来的に感じられました。
グリーンローズ親の会の沿革
親の会のあゆみは、こちらのページからご覧いただくことができます。
卒園児の保護者への支援
グリーンローズでは、当園の嘱託医であられる中澤 操先生と共に、2011年に発足した「秋田県聴覚障がい児を持つ親の会」を支援しております。
オリブ園の二階に「同親の会」の図書コーナーを設置しております。