事業の沿革
1955年(昭和30年)より、ルーテル愛児幼稚園を運営していた創立者片桐格は、1964年、幼稚園の初代園長フィリップ・ワーダル宣教師の米国帰国に際し、ワーダル師に同行して渡米した。
この訪米が、その後のグリーンローズ「きこえとことばの支援」の歩みの始まりでした。
その歩みは、多くのみなさまのご協力・ご支援によってなされたもので、感謝ともに刻んだ歴史です。
きことえことばの取り組み
年号 |
西暦 |
月 |
出来事 |
昭和39年 |
1964年 |
6月 |
創立者片桐格は、初代ルーテル愛児幼稚園・園長フィリップ・ワーダル宣教師の米国帰国に際し、ワーダル師に同行して渡米。 |
昭和41年 |
1966年 |
6月 |
幼児保育の一貫性(連続性)をめざし、幼稚園の他に、新規に乳幼児保育を総括し(担い)、「ことば」の療育教室を併設したナーセリースクール形式の保育施設を計画する。 |
昭和42年 |
1967年 |
3月 |
新採用職員の佐藤、東大医学部言語病理学研究所にて研修(言語病理学を受講)する。 |
4月 |
ルーテル愛児幼稚園の隣接地に、470坪余の敷地を取得、l00坪の鉄骨平屋建の新保育園舎を建設、10月竣工(年金事業団の助成金)。 |
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11月 |
佐藤、言語病理学の研修を終了し帰園、幼児「ことば」の教室を開設。幼稚園に在籍、待機中の言語障害児5人を受入れ、週3回の通園形式にて活動を開始。(言語障害児は12月末までに10人を超え、明年3月までの療育予定をたて、言語治療を行う) |
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昭和43年 |
1968年 |
3月 |
卒園時期、幼椎園に在籍して言語治療を受けた幼児の中の就学予定の4人、脳性マヒの2人は県立養護学校(肢体不自由)へ、他の2人は小学校に入学した。 |
4月 |
新設の保育園(グリーンローズ保育園)にて、乳幼児保育を開始。 |
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5月 |
幼児「ことば」の教室の相談件数15人(昭和42年11月~昭和43年5月、療育幼児数11人)幼稚園から4人、秋田市内から通園9人。終了幼児数4人、県立養護学校(肢体不自由)2人、小学校2人入学。 |
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8月 |
NHK秋田放送局:「ことば」の教室のキャンペーン(1か月間スポット放映)を行い、約10万円の募金を受け、寄付を受ける。 |
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昭和44年 |
1969年 |
3月 |
金田(元ルーテル愛児幼稚園園長)、10年の教員生活を辞し、「ことば」の教室の職員となり指導に当たる。 |
8月、10月 |
療育用設備(テーブレコーダー他、三点の機器、集団訓練補聴器)の寄贈を受ける (秋田久保田ライオンズクラブ、千秋ライ才ンズクラブより)。 |
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昭和45年 |
1970年 |
7月 |
「ことば」の教室、金田を主任として指導に当たる。 |
10月 |
読売教育賞(幼児部門)賞外優秀賞を受ける。 |
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昭和47年 |
1972年 |
11月 |
社会福祉法人グリーンローズ、厚生省(現、厚生労働省)より法人認可を受ける。 |
難聴幼児通園施設オリブ園の誕生
年号 |
西暦 |
月 |
出来事 |
昭和48年 |
1973年 |
2月 |
NHK東京中央放送局、「ことば」の教室実態取材のため来園。 |
昭和49年 |
1974年 |
7月 |
読売教育賞(幼児教育部門)を受ける。 |
9月 |
療育設備(聴カ検査機、訓練機器)を整備(中央競馬福祉財団、秋田県からの助成) |
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12月 |
秋田魁新報社のキャンペーンにより、県内各地からの寄付総額が70万円を超える。 |
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昭和50年 |
1975年 |
3月 |
オリブ園・園舎建設に着手(日本船舶振興会、秋田県、秋田市の助成)。 |
8月 |
オリブ園、厚生省の「難聴幼児通園施設」の制度化に伴い、指定施設となる。 |
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9月 |
片桐格、オリブ園開設に先立ち、約1ヶ月、米国における言語治療を視察。 |
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10月 |
社会福祉法人グリーンローズ、厚生省より第1種社会福祉事業として、難聴幼児通園施設オリブ園の認可を受ける。 |
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12月 |
オリブ園(通園施設)の設立認可に当たり、隣接敷地を賃貸契約、9月着工、12月に完成 (日本船舶振輿会、秋田県、秋田市より補助)。 |
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昭和56年 |
1981年 |
4月 |
片桐格、昭和56年度の吉川英治文化賞を受賞。 |
昭和57年 |
1982年 |
12月 |
療育設備(聴カ検査機及び訓練機器)を整備(中央競馬福祉財団より補助)。 |
昭和58年 |
1983年 |
3月 |
当法人職員の海外留学・研修。 |
昭和59年 |
1984年 |
4月 |
研修生の受け容れ |
昭和61年 |
1986年 |
3月 |
海外留学の湯浅、ウエスターン・ミシガン大学大学院を卒業帰国(修士号、米国作業療法士認定)、オリブ園職員として復職。 |
10月 |
日本テレビ系「愛のこばと」事業団、ABS秋田放送共催による「聴覚言語障害幼児」無科相談に協力、当施設で2日間の相談を行う。 |
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昭和62年 |
1987年 |
2月 |
秋田市周辺地域での移動相談、「おもちやライブラリー」開催のために、おもちゃ・運搬用ワゴン車の購入。 |
7月 |
オリブ園職員湯浅孝男、厚生省に申請中の米国作業療法士資格を日本資格に認定することが承認される。 |
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昭和63年 |
1988年 |
4月 |
官内庁より、民間優良社会福祉施設に対する御下賜金のご沙汰を賜る(昭和63年度、天皇ご誕生日記念) |
7月 |
第36回全国盲ろうあ難聴(幼児)通園施設長協議会、並びに施設職員研修大会秋田大会開催(主催者厚生省・秋田県のもと大会事務局を担当した。7月22日~25日の4日間、参加者総数150余人)。 |
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平成の時代となり
年号 |
西暦 |
月 |
出来事 |
平成元年 |
1989年 |
6月 |
日本保育学会総会、当年度の発表内容が評価を受け、研究奨励賞を受ける。研究発表者片桐格、金田昭三 |
平成2年 |
1990年 |
4月 |
指導用コンビュータシステムを購入。 |
平成4年 |
1992年 |
4月 |
当職員片桐貞子(現「ことば」の教室室長)、カナダ、アメリカで5ヶ月間の研修。 |
平成6年 |
1994年 |
6月 |
創立者片桐格、秋田市より、県私立幼稚園振興の業績により、秋田市功労者として表彰を受ける。 |
12月 |
療育設備(コンピュータ、オージオメーター、ビデオカメラ、補聴器アナライザー、幼児聴力検査装置一式)を購入(中央競馬馬主社会福祉財団より補助金)。 |
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平成9年 |
1997年 |
9月 |
創立者 片桐理事長急逝 |
社会福祉法人グリーンローズ理事長に、片桐勝也が就任 |
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平成10年 |
1998年 |
6月 |
乗馬療法「ポニーに乗ろう」のため、社会福祉・医療財団より寄付を受ける。 |