嘱託医のご紹介

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嘱託医:中澤操先生

(秋田県立リハビリテーション・精神医療センターリハビリテーション科)

こんにちは。耳鼻咽喉科担当の中澤操(なかざわみさお、女性)です。
年齢はここ当分40歳前後です。昭和59年に秋田大学医学部を卒業し、すぐに小児難聴言語の専門家である田中美郷先生のいる帝京大学耳鼻咽喉科で勉強いたしました。
学生時代に田中先生にお会いし、どんなお子さんにも的確な診断とアドバイスをされる田中先生のお姿に感銘を受けたのがこの道を選ぶきっかけでした。
帝京での勉強はもちろんですが、私にとって大きな経験となったのは出産と育児です。2年間のアメリカ生活も含め、3年間専業主婦をしました。
自分の時間がゼロになる育児の大変さと楽しさを通して、わが子を病院に連れてくる親の気持がこのとき初めてわかったのです。
3人の子供がいますが、それぞれ切迫流産、出産後すぐに先天性疾患で手術、アメリカでの出産と帰国後の川崎病などを経験し、そのたびに親としても医師としても貴重な体験をしました。
アメリカでは大学院で小児言語の勉強もしましたが、外国で勉強することの大変さを体験できたことは貴重でした。

今も母校の秋田大学で医学生指導を時々していますが、留学生には頭が下がります。
秋田県は小児科の先生、保健師、ここグリーンローズを含めて言語聴覚士のレベルが非常に高く、親御さんが勉強すればするほど手応えは充分得られる環境が整ってきました。障害があっても、能力は残されています。
それを最大限引き出すことは大人の使命です。それでも能力低下は完全に克服されるわけではないこともあります。
しかし、そのために差別を受けることがあってはならない、それが人間の尊厳であると考えております。

私の外来は、現在2ヶ所で開いています。
小児と大人の一般外来を、秋田市内の中通病院で金曜日午前に予約制で行っています。
この病院は検査担当の方々が乳幼児聴力検査とABR(脳幹反応を利用した聴力検査)を高い精度で行って下さるという点で、大学病院以外では数少ない病院です。電話で予約さえしてもらえば紹介状はいりません。
もう一つはこちらが本拠地ですが、1997年(平成9年)6月開院の「秋田県立リハビリテーション・精神医療センター」のリハビリテーション科です。
脳卒中後の機能回復を目的とする入院リハビリテーションが中心の病院です。耳鼻咽喉科外来もあります。紹介状が必要です。

嘱託医:後藤 良治(ごとう りょうじ)先生

(社会福祉法人グリーンローズ オリブ園こども発達クリニック院長)

【学歴及び職歴】

1977年  秋田大学医学部を卒業。

東北大学医学部小児科にて初期研修を終えた後、名古屋市立大学及び名古屋聖霊病院小児科で新生児専門の指導を受ける。

1990年  秋田大学医学部小児科で、新生児中心の診療研究教育に7年間携わり、秋田赤十字病院小児科に異動。

乳児の診療を続けながら、総合周産期母子医療センターの設立準備、秋田赤十字病院の新築移転、センターの開設に関わり、NICU(新生児集中治療)を中心に新生児科医として勤務。

2018年  秋田赤十字病院を定年退職後、社会福祉法人グリーンローズ内の『オリブ園こども発達クリニック』の開院準備に携わり、その後院長に就任し現在に至る。

隣接するオリブ園と連携しながら、主に言葉の遅れ・発達症(発達障害)・難聴のある小児の診療から、かぜ・アレルギー疾患・胃腸炎などの一般診療及び乳幼児健診・予防接種を含めた医療を提供している。

【資格】

・日本小児科学会専門医

・指導医

 

施設内研修&勉強会でお世話になっている先生方

  • 豊野美幸先生(小児科)秋田大学医学部附属病院小児科
  • 中澤操医師(耳鼻咽喉科)県立リハビリテーション精神医療センター
  • 沢石由記夫医師(小児神経科)秋田県立小児医療療育センター小児科
  • 木村滋医師(小児神経科)秋田赤十字病院小児科
  • 渡部泰弘医師(小児神経科)秋田県立小児医療療育センター
  • 佐藤輝幸医師(耳鼻咽喉科) 秋田大学医学部附属病院
  • 平山文医師(小児科神経)秋田県立小児医療療育センター